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すき→りょこう・しゃしん・ねこ               ねこ→みんとてんし(ちゃとら)じんじゃー(しろちゃ)
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霧のプリトヴィッチェ
10月28日(日曜日)

目が覚めて外を見ると、霧が深くかかっていた

時計を見るとナント止まっている

急いで着替えて、ダイニングに下りて行くと10時半になっていた

何故時計が止まったのか未だ不明

朝食は、パンとスクランブルエッグとクリームチーズ、コーヒー

紅茶・ミルク・ジャム

スクランブルエッグは例のプロシュートが入っていて塩辛い

卵部分だけ食べる

そしてここのパンがまた最悪_| ̄|○ ガクッ

普通のパンより重いのだ。ベチャっとしている

・・・かと言って水分が多いのかと言うと

そうでも無く、コーヒーで流し込まないと喉に通らない

食事のたびにブルーな気分になり、相変わらず胃も反抗的


外に出るとまだ霧は深かった

ムキニャは標高が高いので、特に深いのだろう

スーパーに寄って、昼ごはんと水を買う

湖まで降りていくと、多少薄くなった。

今日は昨日と反対方向、湖の西側に行く

バス停3まで、特に何も無いなだらかな登り道を湖に沿って歩く

歩き出すと気分も体調も一気に復活する。不思議な所だ

霧のプリトヴィッチェ_f0017458_1216831.jpg

そして途中人間には誰にも合わなかったが、鹿に遭遇した

季節柄なのか、風土的なものなのか

ここには動物が少ない様な気がする

鳥の声はするが、そんなにたくさんいる訳でも無く

ウサギやリスも見かけない

クロアチアの土地は石灰岩で出来ていて

ブリトヴィッチェまでの道中も

木々に覆われた森より、裸の灰色の山の方が多かった

ここは、バクテリアが苔や藻を作って木々に栄養を与えているのだそうだが

土の少ないここではやはり動物も暮らしにくいのか

(HPによると、きつね・狼・イタチ・野ウサギ・テン

鹿・やまねこなどがいるそうだ)


バス停3から、湖に作られた遊歩道を歩く

ここにも小さな滝が無数にある

霧のプリトヴィッチェ_f0017458_12185579.jpg

湖に沿って作られたクネクネと曲がった遊歩道を暫く歩くと

ボート乗り場2に着いた。対岸の直ぐ目の前が、入り口のボート乗り場1だ

どうせボートは動いていないし・・・と思って暫くボ~ッとしていたら

1層のボートがこちらに向かってやって来た

霧のプリトヴィッチェ_f0017458_12251641.jpg

今日は日曜だから動いているのかなと何気に思ってハタと気付いた

このボートに乗ると、出発点に戻ってしまう!

でもボートはドンドン近付いてくる。このまま逃げるか?どうしよう!

仕方が無い、折角迎えに来てくれたのだから、乗らない訳にはいかず・・・

霧のプリトヴィッチェ_f0017458_12575313.jpg

振り出しに戻った私は、チケット売り場で明日のバスの時間を確認し

再び、西側の道を歩き出した

バス停3を過ぎバス停4へ

霧のプリトヴィッチェ_f0017458_1247356.jpg

かなり雪深い。インフォメーションもお土産屋ももちろんクローズ

雪の積もった遊歩道を歩く。折れた枝や枯れ葉のトッピング付き

湖に落ちない様少しずつ進む

(今ここで落ちても、誰も助けに来てくれないぞ!)







霧のプリトヴィッチェ_f0017458_136096.jpg

湖に沈んだ木から、新たな命が宿っている

倒れた大木から別の木の芽が生まれている

この様な姿は、ここでたくさん見る事ができる


これを見て、また生と死について考えた

この1年、ミントの死を切欠に私がずっと考えていた事

それは生と死の意味。そして死への恐怖

死に対する悲しみや苦しみ、恐れがずっと私を取り巻いていた

これ以上何も失いたくない。誰も失いたくない・・と

私は無宗教なので、何処かの宗教団体にでも入信しようかとも思った


生と死。今も昔も変わる事無く繰り返されている自然の営み

私たちが生かされているのは、新たな命を生み出す為

私たちが死ぬのは、次の世代に命を引き継ぐ為

輪廻転生という言葉は、人間が都合よく作った言葉だが

ここに居ると信じたくなる

森が湖が優しく包んでくれる。空気は痺れるほど冷たかったけれど

私の心を暖かくしてくれた。恐れる事は何も無いと言っている様だった

霧のプリトヴィッチェ_f0017458_1435158.jpg

薄暗くなってきたので、急いで来た道を戻った

ムキニャまでの抜け道の外灯の灯りが道案内をしてくれる

約6時間、歩き続けたが疲れは無かった。でも明日はきっと筋肉痛だろう

宿に戻ると、またまたブルーな夕食が待っていた

今日は鳥料理(チキンとは違う味がしたが、何かは聞かなかった)

ポテトフライ、トマトのサラダ、プロシュートとクリームチーズ

私がクロアチアに来る前に、テレビ朝日系列の「旅サラダ」という番組で

クロアチアの特集をやっていて、この宿も紹介されていた事をオーナーに話した

オーナーは特に嬉しそうな顔もせず

何分位やったか。とか住所と電話番号、メアドは出たかなど

取材慣れしているのか、そういう事ばかり聞いてきた

それから、テレビの天気予報を見ながら、鳥料理を半分ほど無理やり胃に収め

8時には部屋に戻った




そしてその夜、不思議な夢を見た




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by sayori0302 | 2007-11-18 14:07 | - Croatia 2007
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