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朝目覚めると雨の音がした。予報は当たってしまった 仕方が無い。傘を片手に宿を出る 宿からメインの旧市街までは徒歩10分程 イェラチッチ広場(共和国広場)から左右に伸びるイリツァ通りを境に 新市街と旧市街が分かれている イェラチッチ広場にはトラムの駅や大きなビルが立ち並び たくさんの人で賑わっている 旧市街に向かって緩やかな坂が何本かあるが 一番東側の道(バカチェバ通り)を行くと 右手に聖母被昇天大聖堂が見えてくる 修正工事が成されていたが、その姿の美しさは劣らない 堂内は見学ができ、ステンドグラスの美しさと ルネッサンス様式の祭壇を見る事ができる 大聖堂の2つの尖塔は100m近くあり どの場所からも良く見えるので、目印になって良い 大聖堂の左手には、青果市場 青果市場は他のどの都市にもあったが、ここの市場が1番大きい 果物を中心に野菜などを売る広場 1段上がると、鉢植えの花を売る広場 1段下がった室内では、肉や魚、 パンや加工食品などを売るアーケイドがある 活気があって楽しい 青果市場を通り抜け、カフェバーの立ち並ぶのラディツェフ通りを北へ 1731年の大火にも焼けなかったと言われる 聖母マリアの肖像が飾られている、石の門が左手にある ロウソクや花を捧げて祈る人たちが絶えない 石の門を潜り抜け、西に進むと モザイクの屋根が特徴の聖マルコ教会がある こちらもまた、生憎の修正中でカバーが掛かり 中も見学が出来なかった 赤・青・白の色鮮やかな屋根 2つの紋章は、左側がクロアチア王国・ダルマチア地方 スラヴァニア地方(現クロアチア東部)を意味し 右側がザグレブ市の紋章だ サッカーファンの人なら分かると思うが 元クロアチア代表のボバン選手の父親が経営するレストラン その名もズバリ「レストラン・ボバン」 1階がカフェで地下がレストラン 1階の賑やかさから比べて 地下のレストランは静かで落ち着いた雰囲気 胃の調子が悪い私は、カルボナーラスパゲティーとカプチーノを注文 カルボナーラはかなり時間が掛かって出てきたが そのせいか、麺は柔らかめ 食べている内に味に飽き、半分以上残す 新市街を少し散策し、再び旧市街へ 聖マルコ教会の近くにある、ナイーブアート美術館へ この頃には雨足がかなり強くなり、雨宿りも兼ねた ナイーブアートとは、日本語では素朴画とも言われているそうだが クロアチアのナイーブアートはガラスの裏側から 油絵の具で描かれているのが特徴 元々はその地方の農民たちが 自然を描いた細密画から始まったということだ 約80点の絵画と彫刻があり、色使いの優しい作品が多い 特にフレビネ村派の画家の作品を中心に展示されている 日本語のパンフレットもあるので、分かりやすく必見である 旧市街にはこれ以外にも博物館がたくさんある 私は行かなかったが、美術館・博物館巡りをするなら ザグレブカードがあるとお得なのだそうだ 冷え切っていた体が温まり、外に出ると雨が小降りになっていた 美術館から南に下がった所に イリツァ通りに繋がる小さなケーブルカーがある ここからの眺めも良い。階段で降りる事もできる イリツァ通りは大きな通りで、ここにメインのショップが並ぶ ブティック・大型スーパー・CDショップ・有名なスイーツショップなどなど 人通りやトラムの往来も激しい ここから南に10分位歩くと、ザグレブ中央駅がある クロアチアの鉄道はおもに貨物輸送手段として使われており 旅客用の列車は多くない 今回私が行かなかったイストラ半島方面に行くには便利な様だ ザグレブの街をブラブラして1番感じるのは、落書きの多さだ 旧市街、新市街問わず、あらゆる建物に無数に描かれている それはもう中途半端ではない 色々な国を旅してきて、確かに落書きにはしばしば遭遇して来たが ここまで酷い国はあっただろうか?気が付かなかっただけだろうか? 街並みが綺麗なだけに残念だ 再び旧市街に戻り、聖母被昇天大聖堂の近くにあるレストランで夕食 ちょっと建物の奥まった所にあって分かりにくいが 中庭のあるレストラン。店内では生演奏もやっていた 入り口の扉に「いらっしゃいませ」の日本語のプレート 日本人の人気のレストランなのだろう 私が行った時は、日本人は誰もいなかったが、 結構混んでいて人気の様だ 注文したものが、野菜とパスタのビーフスープとチキンのグリルと水 味に期待したが、スープはやや塩辛く、チキンはパサパサ・・・ やはり半分以上は食べれず。胃薬を流し込み、店を出た 明日の朝食のパンと水とお菓子をスーパーで買い 重い胃を抱えて、宿に戻った 人気blogランキング ←いつも応援、ありがとうございます!
by sayori0302
| 2007-11-14 14:52
| - Croatia 2007
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