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すき→りょこう・しゃしん・ねこ               ねこ→みんとてんし(ちゃとら)じんじゃー(しろちゃ)
by sayori
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☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館
東京都南青山にある根津美術館

敷地は元々、河内国丹南藩藩主の高木家の下屋敷があったところで
その後、1906年(明治39年)に根津嘉一郎氏が取得して、数年がかりで造園した彼の私邸跡を
日本・東アジアの古美術コレクションを保存・展示するため1941年に美術館として設立
更に2009年(平成21年)10月に、隈研吾氏の設計によってリニューアルオープンされ
総敷地面積:は21,625㎡。その広大な敷地の中には、美しい日本庭園がある事でも知られています

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01511566.jpg


都会のど真ん中にある美術館ですが、その外観から既に、別世界にある様な佇まいがあります

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01511639.jpg


和風家屋を思わせる大屋根が印象的な本館への、竹林に覆われたエントランスは
木材を使った和をイメージした建築を得意とする、隈研吾氏らしい造りです

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01511661.jpg


美術館の所蔵品の数は、平成28年3月末の時点で、7,420件を数えるにいたっているそうで
その内、国宝7件、重要文化財87件、重要美術品94件が含まれています

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01511753.jpg


絵画はもちろん、彫刻や金工、陶磁、染織、漆工など、そのコレクションは多種多様
中でも有名なのは、尾形光琳による国宝「燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)」

毎年この時期になると、この作品の公開がされるそうで、私も今年、初めて観に行ってきました

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01511871.jpg


今回は光琳と同じく江戸琳派である、鈴木其一の「夏秋渓流図屏風」を同時に観る事が出来ます
期間中、学芸員によるレクチャーも開催していて、それに参加し、より深く知る事ができました

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01511800.jpg


この二つの絵を同時に展示した理由は、同じ群青と緑青が使われている点からとの事
特に燕子花図屏風は、総金地の六曲一双屏風にその2色のみを使って描かれています

江戸時代、京都を中心に園芸ブームが始まり、その影響で草花の作品を多く描いていた光琳
左右非対称の燕子花図ですが、実は絵柄が同型反復されているのが特徴
呉服商の家に生まれ育った光琳は、そのパターン化された着物の図案デザインの影響を受けているのではないかと言われています

一方基一の作品ですが、やはり六曲一双屏風で、左が秋、右が夏を表現しています
描かれているのは、渓流、ヒノキ、ユリ、紅葉した桜葉、クマザサ
しかし、木や花のバランスが変で、例えばヒノキに対してユリが大きい
また、ユリやヒノキが写実的に描かれているのに対して、渓流の波やクマザサがデザイン的なのも特徴
何とも奇妙な作品です

展示作品は、もちろんこの二大傑作だけではありません
歌川広重や渡辺省亭など、19世紀前半から20世紀初頭までに制作された作品をたっぷりと観る事が出来ます

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01511908.jpg


鑑賞後は庭にも足を運びましょう

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01512060.jpg


自然の傾斜を生かし、池を中心に造られた日本庭園で
茶室4棟、薬師堂などの建物のほか、石仏、石塔、石灯籠などが点在
その広さと、バラエティーの豊かさに驚かされます

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01512090.jpg


季節毎の花々が咲き乱れ、この季節は、藤の花やツバキなどが美しく咲いていました

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01512242.jpg

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01512311.jpg


そして、今回のこの作品展に合わせたかのように咲いているのが

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01512499.jpg


カキツバタ
実は、花が合わせたのではなく、このカキツバタが咲く時期を、光琳の燕子花図の公開日としているのだそうです
何とも、粋な計らいですね

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01512440.jpg


私が訪れたのが4月28日だったので、開花は更に進んでいる筈で、今頃は見頃となっている事でしょう

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01512525.jpg


もみじも多かったので、秋はさぞかし紅葉が見事でしょうね

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01512595.jpg


竹林の中にある薬師堂

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01512649.jpg


石仏や石塔を集めた、ほたらか山

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01512798.jpg

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01512859.jpg


ここがあのハイソな青山のど真ん中とは、信じ難い光景です

☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01512950.jpg


お茶室の他にもカフェ「根津カフェ」がありましたが、生憎満席で入るのを断念しましたが
次回には是非入りたいですね

ミュージアムショップもなかなかの充実ぶり、色々と買いたくなります


特別展「燕子花図と夏秋渓流図」は5月14日まで開催しています
そして私が参加したレクチャーは、来週火曜日に、イブニングレクチャーとして開催される様です
予約は無しですが、かなり混雑するので、希望される方は早めに行かれる事をお勧めします

イブニングレクチャー 2017年5月9日(火) 午後5時30分から

詳細はこちらで
http://www.nezu-muse.or.jp/






☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01451708.gif
  
☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01451768.gif
 
  
☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01451727.gif
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☆特別展「燕子花図と夏秋渓流図」*@根津美術館_f0017458_01451785.gif

by sayori0302 | 2017-05-06 02:42 | ★アートな日々
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