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9月25日(土) 男木島からフェリーで20分、高松に戻る形で女木島へ向かう 女木島は別名「鬼ヶ島」。桃太郎が鬼退治に向かった島といわれている 島の真ん中には、その由来である「鬼ヶ島大洞窟」がある フェリーを降りると、乗客が一斉に走り出した 何かと思い、付いていくと、その鬼ヶ島大洞窟行きのバスに乗る為のチケット購入する為だった ついでだからと思い、自分もそこに行く事にした 大洞窟までは10分ほど。入場料はバス代込みで600円 延長約400m、広さ約4000平方メートルの迷路状の洞窟で、ヒンヤリと涼しく気持ち良い しかし、そこここにある子供騙しの様な鬼の像に、真剣に見る気が失せてしまう その洞窟の中にも作品があった 鬼合戦、あるいは裸の桃の勝利 サンジャ・サソ 作 真ちゅうワイヤー製の彫刻で、鬼にとらえられた人たちの魂と、その献身さを表現 薄暗い洞窟の中で、ボンヤリと光る宙づりのワイヤーの裸体 縛りあげられているかの様だ 鬼の銅像より遥かにこの場に似つかわしいと思った 洞窟を出て坂を上がっていくと、もう1つ作品がある 緑の音楽 ロルフ・ユリアス作 木々の葉や石に囲まれ、梢によって周囲の音が反響する あたかも小さな自然の音楽ホールのようなこの場所で、女木島周辺で採取した音を聴かせる なんの変哲もない風景に、何の変哲もない自然の音(鳥の声や風の音)なのだけど いつまでもそこあり続けて欲しいという、願いがこもっている様だった その上にある展望台へ 展望台からは男木島など瀬戸内の島々が一望でき、瀬戸大橋も見える 生憎の曇り空になってきたが、それもまた面白い絵になる バスの時間が迫ってきたので、急いでバス停へ。滞在時間なんと30分 もう少し間隔を取って来てくれないかな~ 福武ハウス2010 世界のギャラリーとスペシャルプロジェクト 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006」から始まった「福武ハウス」 今は使われていない小学校と保育所を会場に 国内外のアーティストによる12作品が展示されていた とても大きくて立派な学校だったので、勿体無いですね。と尋ねたら この島にはもう子供はいないのよ。と言われた。切ない・・・ 中の作品は撮影禁止。これは庭にあったユニークなオブジェ(?)の1つ 保育所にあったSabina Lang(サビナ・ラング)とDaniel Baumann(ダニエル・バウマン) ふたりのスイス人アーティストによるユニット「lang/baumann」の作品 木が邪魔でよくわからないが、巨大なバルーンが建物を覆っている この人たちの作品は、建物ごと作品にしてしまう、大掛かりなものが多く、かなり面白い 公式HP 保育所のすぐ隣にある、アートスペース&レストラン 存在の不在 レアンドル・エルリッヒ作 足跡が現れたり消えたりする石庭《見えないもの》や、見る人の姿を映さない鏡のある《二重の茶室》 そして作品の隣にはレストラン 客どうしが出会い、食べることを共有できる空間を創出 左右対称に作られた茶室には、片や鏡、片や入口を作り(向こう側にも同じ茶室) 見る側を不思議な世界に導く また中庭には、白い砂利をひいた空間があり、見えない誰かが歩いたかの様に、足跡が付いていく ここでの食事がお薦めと言われたので、並んで入ったが・・・その割には味がイマイチ つづく
by sayori0302
| 2010-11-23 13:21
| -Setouchi 2010
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