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すき→りょこう・しゃしん・ねこ               ねこ→みんとてんし(ちゃとら)じんじゃー(しろちゃ)
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Art-Deco

私も大好きで、よく訪れ、このBlogでも何度かご紹介した美術館「東京都庭園美術館」

この美術館は、朝香宮邸(朝香宮殿下は久邇宮家第8王子、妃殿下は明治天皇第8皇女)

として1933年に建てられた建物を、そのまま美術館として公開したものです

当時のできうる限りの技術を駆使して造られた

フランスで全盛期だったアール・デコ様式の粋を尽くした瀟酒な建物は

現在、東京都の有形文化財に指定されています

内装デザインはフランスのインテリアデザイナー、アンリ・ラパンが担当

フランスの宝飾デザイナーでガラス工芸家でもあったルネ・ラリックの作品がたくさん使われているのも有名

個々の作品展では、その内装を写真に撮る事は禁止されていますが

年に1度だけ、それが許される期間があります

昨年の10月13日。ちょうど北欧旅行から戻って程なく開催された「アールデコの館」で

その素晴らしい姿を思う存分、カメラに収めてきました

Art-Deco_f0017458_12284090.jpg







建物を入ると、最初に待ち受けているのがこれ

Art-Deco_f0017458_12365721.jpg

正面玄関にあるルネ・ラリックの女神像のガラスレリーフ

その姿は、ここを訪れる者たち全てを、優しく招き入れてくれるかのようです


チケット売り場とロッカールームを超えると、「大広間」に出ます

(あまりにも人が多かった為、写真が撮れず)

壁面にウォールナット材を使用し、天井には、格子縁の中に40個の半円球の電球が組み込まれた照明

イヴァン・レオン・アレクサンドラ・ブランショ作の大理石のレリーフもあります


その左手には、この美術館のシンボル的存在の「香水塔」

Art-Deco_f0017458_1247215.jpg

かなり大きなもので、照明の上部内に香水を施し、その熱で香りを漂わせたそうです

「香水塔」のある「次室」の左に、小さな部屋があります

Art-Deco_f0017458_12532261.jpg

「小客室」ですが、こんな小さな部屋にも、細かな装飾が施されています

Art-Deco_f0017458_1254335.jpg

アンリ・ラパンの壁面画(壁紙だと思っていたら、絵画でした!)

ラジエーターのカバーは青海波文のような幾何学模様です


「香水塔」の右側に行くと、広い「大客室」があります

ここはまさにアールデコの最骨頂

Art-Deco_f0017458_1313480.jpg


Art-Deco_f0017458_1321150.jpg

ルネ・ラリックのシャンデリア。幾何学的にデザインされた花のモチーフの扉やラジエーター

イオニア式柱頭をもつ柱。アンリ・ラパンの壁面画

1つ1つ見ると、統一感が無さそうなデザインも、ここでは見事に調和しています


「大客室」の向こう側には、「大食堂」

Art-Deco_f0017458_13102182.jpg

ルネ・ラリックのくだものをモチーフにしたシャンデリアなど

食堂だけあって、くだものや魚などの食物もモチーフのものが多い

Art-Deco_f0017458_13125512.jpg


Art-Deco_f0017458_13135065.jpg

暖炉の上の壁面画はアンリ・ラパン

Art-Deco_f0017458_1319566.jpg

壁面はブランショ作。プラスターの植物模様のレリーフに、銀灰色の塗装が施されています

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1階にはこの他にも、秋田杉やケヤキを使った和風作りの「小食堂」や「喫煙所」などがあります

そしてそこから2階に上がる階段がまた素晴らしい

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手摺りのデザインは、アールデコの特徴であるジグザグ模様

はめ込み金物はブロンズで、製銀イブシ彫刻し上げが成されています


2階には、各住人たちの部屋が、更に上に行くとウィンターガーデンと名付けられたサンルームなどがあります

つづく


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by sayori0302 | 2009-01-12 13:35 | Photograph
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